「体・心・技」

日々の健康は「足から」を考える。「言葉」で勇気づけしていく。

幕末の話(西南の役)

先日、初めて熊本県に行ってきました。

歴史好きの私にとっては行ってみたい

県でしたのでとてもワクワクでした!

 

そして見つけました!

仕事で見学させていただいた

会社の駐車場で発見したもの・・・それは

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西南の役戦没者慰霊碑」でした。

駐車場の真ん中辺りにちゃんとスペースが

確保されてました。

会社の方にお訪ねしたところ

この辺りもちょうど戦場となっており

近くに歴史上の有名な人物の墓もある

とのことで西南の役激戦の場の一つで

あったことは確かなようです。

 

ここで西南の役(1877年)とは・・・

明治維新の英雄の一人、西郷隆盛率いる

薩摩軍と明治政府軍との戦いです。

 

1868年、明治維新を迎え、新政府として

これから新たな「日本」をつくっていこう

と急激な近代化政策を行ったため

廃藩置県、徴兵令、断髪廃刀令

元々武士の家柄である士族たちが政府に

対して不満をもつ「不平士族」が増えて

いきます。

陸軍大将の西郷隆盛はこの不平士族たち

を何とかしたいと

開国や国交など、世界と対等に付き合って

いくための武力国家の建設に不平士族

たちの働く場所を見いだそうと考え

征韓論」の案を出すが、大久保利通

岩倉具視などの戦争より先に

産業を盛んにして国を強くするという

意見に敗れ政府を辞職、鹿児島に帰って

しまいます。

一方、士族たちにとっては生活が苦しく

なるばかりのため、ついに各地で反乱が

起こるようになりました。

 

代表的な反乱

佐賀の乱神風連の乱秋月の乱

萩の乱

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この時、鹿児島に帰っていた西郷隆盛

農業をしながら武力を鍛える「私学校」

を鹿児島県内の各地に作り何とか

不平士族たちを抑えようとしていました。

しかし明治政府が「私学校」など

鹿児島だけの独立した考えを恐れて

政府役人が夜中にこっそり弾薬庫から

武器を大阪へ移そうと計画しますが失敗。

逆に私学校の生徒たちに襲撃され

奪われてしまいます。

さらに、新政府警視庁初代大警視

川路利良(カワジトシヨシ)が鹿児島に密偵

数人送り込みます。

この密偵が私学校の生徒たちに捕らえられ

尋問された時に言ったとされる鹿児島へ

来た理由の一つに「しさつ」という言葉が・・・

「視察」と「刺殺」

政府の密偵としてはたんなる「視察」

だったかもしれませんが

鹿児島の私学校側は「刺殺」を西郷隆盛

暗殺と判断してしまいます。

これらの事件により不平士族たちの怒りが

ついに爆発。

さすがの西郷隆盛もついに不平士族たちの

先頭にたち挙兵します。

しかし挙兵はするものの、あくまで

西郷隆盛は「政府に尋問の筋これあり」

とまだ話し合いで解決できるかもしれない

という考えがあったのかもしれません。

鹿児島から陸路を通って熊本城へと

向かいます。

到着後、熊本城天守の原因不明の焼失を

聞いて西郷隆盛が激怒します。

お互い にらみ合いが続くなか、一発の

銃声で戦いがはじまります。

しかし薩摩軍は明治政府軍が守る

熊本城を落とせず、徐々に鹿児島に

下っていきます。

途中、田原坂にて激戦を展開しますが

最後は鹿児島へ戻り、私学校近くの

城山にたてこもります。

そして明治政府軍の総攻撃が開始される

と、西郷隆盛は銃弾を受けついに倒れ

そばにいた別府晋介介錯を頼み、首を

はねられます。享年51。

 

薩摩軍戦死者約6800人

明治政府軍戦死者約6400人

およそ8ヶ月に及んだ日本最後の内戦

西南の役」はこうして終わりをむかえます。

 

このあと、大きな反乱がなくなった

ということを考えると西郷隆盛

すべての不平士族たちを抱えて、共に

死んでいったのかなぁ

と思ってしまいます。

 

こうした不平士族たちの怒りの感情の

底には、これから先どうしていいか

わからないという不安、怖れがあった

ことと思います。

明治政府が不平士族たちの不安な気持ちに

もう少し耳を傾けて素直な話し合いが

できていたら、不平士族たちの

このエネルギーはもっと日本のために

活かせたのかなぁ

なんて思ったりもします。

 

西郷隆盛大久保利通、共に目標として

いたことは「富国強兵」

国を豊かにして、兵力を強めていくこと

二人の思い、また明治政府としても

考えは同じだったと思います。

多くの優秀な人材が命をかけて戦った

日本最後の内戦「西南の役

この歴史の上に今の日本が成り立っている

ということを私は決して忘れません。

田原坂 [DVD]

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 ↑この作品は自分の中では傑作です。西南戦争のことがよくわかります。

堀内孝雄の歌、良いです。

 

 

今日もありがとうございました。